レホルム運動について

「自然環境を守り、健康に暮らそう」

そのような願いから、自然発生的に始まったのがドイツの「レホルム運動」で、120年以上の歴史があります。偏った栄養摂取、食習慣、食品添加物、化学薬品の多使用、不規則な生活習慣などは、人間が本来的に持つ免疫機能の低下を招き、様々な現代病を引き起こしています。
一方、農薬や化学物質による環境汚染は、自然界を破壊し多くの種族を絶滅の危機にさらしています。
私たちは、今こそ自然との共と調和を見直すために、ドイツの「レホルム運動」の歴史と経験に学ぶところが多くあると考えます。

黒い森
エーレンキルヒェン
シュヴァルツヴァルト

ドイツにおける「レホルム運動 / 生活改善運動」の歴史

ドイツ人は昔から森の民と呼ばれ、森を最も神聖な場所として考えていました。彼等の自然に対する愛着は、今日の都市化された生活にも生かされています。都市の周辺には広々とした緑に覆われた森や牧草地が広がり、ときおり見かける放牧の群れはいかにも牧歌的です。

18世紀から19世紀にかけて起こった「産業革命」以降は、多くの人々は生活の便利さを求め、科学技術の開発に専念し、結果として飛躍的な経済の発展と科学の進歩を成し遂げました。
しかし、その反面、工業化にともなう化学物質による環境破壊は大気汚染、地球の温暖化、異常気象、酸性雨など自然や生態系に様々な破壊現象をもたらしました。一方、生活習慣の変化により化学物質が無原則に使用され、その影響と思われる生活習慣病や環境由来の疾病が急増していました。このような状況を憂慮した人々により、自然発生的に「生活改善/自然回帰」を柱とした市民運動が引き起こされました。これは自然との調和を保ち地球上の全生物が健康で共存できる、未来社会を展望する「自然主義」の哲学でもあります。

レホルム製品とは

レホルム製品は、以下に挙げるような厳格な基準を満たし、審査に合格した製品をいいます。
総合的に見て、予防医学や健康保持に役立つ健康補助食品、食養生のためのダイエット食品。
有機栽培された、農作物や薬草(ハーブ)などを主原料にした化粧品、浴用剤。
民間療法に有用な天然の成分を主原料とした機能性の高い食品で、原則として合成添加物や残留農薬、病原菌などが検出されないもの。
ドイツ連邦政府医薬品・医療機器庁(BfArM)の承認を得た有用な自然薬品、医療器具。
自然農法により栽培された農作物及び加工品。

安心・安全のノイホルムマーク

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